あなたのマンションが売れない秘密

マンションを査定市場に出してみたところ、直ぐ見学の申込する人がいます。

「おぉ～っとアッという間に売れてしまうのじゃないか！」

とウキウキしますが、残念なことに購入の申込はありませんでした。

「今回についてはツキが悪かった」と気分一新したのですが、翌週も、その翌週も2件ずつ見学の申込がありました。

「次こそは！」と思っていたのですが、最終的には購入の申込はなかったのです。

もしもみなさんがマンションを査定に出して、こんな感じの状態になってしまうといかがかと思います。

とてもとても不思議な感覚にとらわれるだと思われます。

「どうして見学の申込が入るのにも誰一人として申込をしないのか・・」

こうした場合２つのの原因が想定されます。

（１）回し物件に利用されている

あなたのマンションには、査定をお願いした不動産業者の購入者だけではなく、他の業者の購入者も見学に訪れます。

特にこの他の業者の購入者の見学の際に目につくのが
「回し物件」に利用されているといった場合です。

「回し物件」と言いますのは他に購入者に買って欲しいあるマンションがあったして、そしてそのあるマンションを見てもらう以前に「別のマンションはこんな風でダメですよ」といったニュアンスで見せるマンションを意味しています。

また「潰し物件」という物騒な話もあります。

「回し物件」に利用されているかそうでないのかの判断ポイントは、不動産業者のセールスマンを見ることが大事です。

セールスマンはあなたのマンションを売る気はまったくないですから「ダメ物件」という印象だけを与えようとするのです。

購入者候補にきちんとマンションを案内せずに、自分からマンションの説明をして１０分程度の短い時間で見学を終わりにします。

本気で売る気があれば、マンションの余すところなく良い部分、悪い部分を見てもらい、購入者候補の不安点を解決し、あなたのマンションの説明をするのです。

（２）部屋の中が不衛生になっている

回し物件として利用されていないのであれば、あなたのマンションは見学者が多いので

「このマンションが欲しい！！」

と思われる、とても理想通りのマンションだということです。

「価格」
「駅からの距離」
「広さ」
「築年数」

といったものがこれ以外のマンションと比べて優れているという事でしょう。

それにも関わらず、購入の申込が入ってこない理由として一番多いのが「部屋の中が不衛生」といった場合です。

中古自動車を手に入れる場合を考えてほしいのですが、店の前に取り揃えられた車が不衛生になっていると欲しい気持ちも冷めてしまいます。

「購入してから洗車しよう」と思える人は十中八九、いない訳です。

購入者様も、自分の家の中が物で一杯になっていたとしても、別の人の家を見るときというのは

「ごちゃごちゃしてるなぁ」

と思ってしまうものと言えます。

成功につながるマンションの査定とは

見学の申込があったら、部屋のクリーニングをして、出来る限り物を廃棄し、部屋の空気を入れ替えることを意識しましょう。

マンションの見学が何件も入ったにも関わらず、購入申込が入らないというのは

「私のマンションは不人気物件なのか」

と考えてしまうかもしれないのですが、そうでもないのです。

キチンとした対策を立てて、ハートを強く持つことが重要だと言えます。

知識をきっちり蓄え成功するマンション査定をしましょうね。