漫画やアニメや小説の中では、一人暮らしの高校生が登場することがあります。
よくある設定としては、両親が海外などに仕事で赴任してしまい、親の持ち家にそのまま住んでいるパターンか、親戚などが所有しているアパートもしくはマンションの一室に住んでいるパターンがあげられます。
その他には、全寮制の高校に通うというのもありますが、こちらは野球などのスポーツ特待生で見られるケースです。
ここでは、現実的に高校生が一人暮らしをする場合に、どのようにしたら家を借りることができるのか?という点について記していきます。
高校生の一人暮らしの場合は家を借りることができるのか?
前述したフィクションの世界の影響もあるかもしれませんが、高校生のうちに一人暮らしをするということに憧れる人も少なくないでしょう。
とはいえ、残念ながら、高校生がマンションやアパートを「自分の意思」だけで借りることはできません。
高校生は15歳から18歳の間ですので、未成年者に該当します。
2016年の参議院議員選挙から、18歳から投票することが可能になりましたが、基本的には20歳を過ぎるまでは未成年者という扱いのため、「親権者の同意がある」ことが、必須条件となります。
言い換えれば、親(親権者)から「一人暮らししてもいいよ」という、承諾が得られれば、家を借りることができるということです。
高校生の一人暮らしは法律的にどうなの?
前述したように、高校生の一人暮らしは、親(親権者)の承諾が得られれば、法律的に可能となっています。
マンションやアパートを借りる場合、物件の所有者(大家)と賃貸契約を結ぶことになります。その際、賃貸契約書とともに、親(親権者)が署名した「同意書」を提出することで、契約ができます。
その他には、親が高校生の子供の「保証人」となって、借りるパターンもしくは、親が契約者となって、借りるパターンがあります。
高校生の一人暮らしにかかる費用
高校生が一人暮らしをするためには、様々な費用がかかります。
1.毎月の家賃
アパートやマンションを借りることで、毎月家賃を支払うことになります。
実際に借りる前には、敷金や礼金、不動産会社への仲介手数料を支払うことになるため、
おおよそ家賃の5倍から6倍程度の金額が必要になると考えておくと良いでしょう。
家賃の他、管理費や火災保険への加入、保証会社への費用がかかることもあります。
2.光熱費
電気やガス、水道の料金です。電気がなければ灯りを点けることもできませんし、冷房や暖房も使えません。ガスがなければお湯を沸かすこともできませんし、お風呂やシャワーも使えません。そして水道がなければ水そのものを使うことができません。
料金の支払いがないと、強制的に止められることになるため、生活していくために必ずかかる費用と言えるでしょう。
その他には電話代がありますが、携帯電話のみという人も増えていますので、通話料金も含めたお得なプランを選ぶようにすると、良いかもしれません。
3.家具や家電
マンションやアパートによっては、あらかじめ家具や家電が設置されているところもありますが、一通り揃えるとなると、それ相応の金額になります。
テーブルもしくは机、冷蔵庫は最低限欲しいところです。
洗濯はコインランドリーを利用するのも良いのですが、洗濯機を購入した方がトータルの費用を抑えることにつながります。
テレビやラジオは、携帯電話である程度カバーできそうですが、月々の使用容量に注意した方が良いでしょう。
それから夏の熱中症を防いだり、冬の寒さをしのぐためにも、エアコンなどの冷暖房機器は欠かせません。物件の中には石油ストーブを禁止しているところもあります。
4.食費
1日3回、人によっては1回や2回ということもありますが、誰もが生きていくために食事をすることになります。
牛丼やラーメンや定食で済ますのも良いのですが、食費がかかり過ぎるため、あまり現実的ではありません。
かといってコンビニエンスストアなどのお弁当というのも味気ないですし、添加物も多いため、高校生のような成長期の身体にはあまりオススメできません。
できれば、自分で作る方が、長期的に見てもお得といえるでしょう。
いきなり料理漫画に出てくるような料理をするのは無理ですから、簡単なものから始めていくと良いかもしれません。
比較的安価に手に入る卵や納豆、もやしや玉ねぎなどの野菜を上手に活用すると、食費を抑えることにもつながります。
近所にスーパーなどがあるようなら、特売などのチェックも忘れずに。
料理ができるようになると、特に男子高校生の場合、女子からの高評価をゲットできる可能性が高まります。
それから食費の節約のためには、飲食店などの「まかない」のあるアルバイト先を選ぶのも良いかもしれません。
5.消耗品
意外にかかるのが、ティッシュペーパーやトイレットペーパーなどの消耗品の費用です。
路上で配っているものをもらうという方法もありますが、スーパーなどの特売品を利用するほうがお得であり、現実的な方法と言えるでしょう。
料理をすれば食器などの洗い物が出るため、台所用洗剤も使いますし、洗濯をすれば洗濯用洗剤や柔軟剤などが必要となります。
石鹸やシャンプー、リンス、歯磨き粉や歯ブラシ、住んでいる地域によっては有料ゴミ袋も購入することになるかもしれません。
6.趣味
一人暮らしのメリットは、自分の趣味を満喫できるということがあります。
ただしそのためには、趣味のための「費用を作る」ことになるでしょう。
例えば食費を削ってグッズなどを購入したり、ゲームにハマりすぎて多額の課金をしてしまうこともあるかもしれません。
くれぐれも健康や生活を損なわないように、趣味を楽しむようにしましょう。
ではその費用をどこから出せば良いのだろう?
高校生が一人暮らしをするためには、様々な費用がかかることがわかりました。
それでは、その費用はいったいどこから出せば良いのでしょうか?
1.アルバイト
高校生の場合、学校にも毎日通うことになるため、学校の授業が終わった後にアルバイトをすることになるかもしれません。
高校生がもらえる時給というのは、地域の最低時給(プラスアルファ)だと思われますので、休みの時期でなければ3万円から5万円が、月に稼ぐことができる金額と思われます。
とはいえ夏休みのような長期休暇で、一日中アルバイトに励めば、10万円以上稼ぐことも難しくないでしょう。
2.仕送り
例えば毎月の家賃が5万円、光熱費が1万5千円、食費や消耗品費で4万円かかるとしたら、毎月確実に10万5千円が必要になります。
アルバイトで5万円稼いだとしても、残りの5万5千円分が不足してしまいます。
そのため、親から仕送りをしてもらうというのが、現実的な解決策と言えるでしょう。
先程の例ですと、6万円から10万円ほどの仕送りがあれば、なんとか生活できることになります。
※実際には「お小遣い」や「学費」が含まれるため、もう少しかかると思われます
まとめ
いかがでしたか?高校生がマンションやアパートに住むにあたって、まずは親の承諾を得ることと、生活に必要な金額を「毎月」用意することが必須条件となります。
そうなると、「仕送り+アルバイト」というのが、高校生の一人暮らしのための現実的な落とし所なのかもしれません。
もしも高校生で一人暮らしをしたいと考えているのであれば、「一人暮らしをする理由」をきちんと親に伝えて、金銭面を含めた協力をしてもらうことが大切です。
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